2023年度の事業報告

サルカンウェビナー(ニホンザルの不思議な世界:おもろい行動と生態解説)

2023年7月18日

参加者数81名

毎年好評のサルカンウェビナーを今年も開催しました。今年度はサルカンメンバーがこれまでの調査や実践の中で撮り溜めたとっておきの動画を参照しながら、ニホンザルの生態や保全に関する四方山話を繰り広げました。

参加者の声

  • まだ見ぬサルのおもろい動画が見れて楽しかった。 一部既に見てしまっていた動画もあったが、サルの専門家のご意見が聞けて新しい発見があった(岩田祐)。
  • サルが美味しいイチゴやスイカでも、覚えなければ食べようとしない話題が印象的でした。北海道のエゾシカで、生育不良のジャガイモを畑に放置しないことが、エゾシカの加害を広げないために重要だという話が経験的に言われていました。食べ物を学習すると集団に広まるという話が共通していると感じた一方で、シカは社会的学習をしにくいのではという話とは共通していないようにも感じました。 特定の加害個体と、そうでない個体がいるということで、個体差があるという話が印象的でした。その特定の加害個体はどのくらい時間的に安定して加害個体でい続けるのか、というデータはあるのだろうかということが気になりました(片山洸彰)。
  • 興味深いサルの生態を映像で見ることができ、楽しく聴講できました。経験のない食べ物に対する行動など、獣害対策のヒントにしたいと思いました(S.M)。
  • 貴重なお時間にも関わらず質問にご回答いただきありがとうございました。 質問したサルも、確かに皆様がおっしゃっていたように、移動の途中で糞をしていました。 今後もフィールド経験を重ねて、サルへの理解を深めていきたいです。 また、スイカやイチゴを食べないサルの動画を見て、獣害対策をする上で、農作物の味を覚えさせないことがとても重要だと改めて感じました(M.H)。
  • 動画がたくさんあっておもろい(浅見真生)。
  • ”おもろい行動”の動画をたくさん見ることができておもしろかったです。特に、イヌと仲良しの動画は、衝撃的でした。山田先生が見せてくださった、岡山では20年前は競うようにスイカを食べていたのに、餌場で給餌しなくなったら食べなくなっていたという動画もとても興味深かったです。食べたことがないものは食べないのですね。 畑に執着する個体を排除した群れは、畑の食べ物の味を知っていても山に帰っていくことがあるという事は、きちんと対策をすれば群れを全数捕獲しなくてもいいのですね。 サルカンの皆さんのご指導で猿害対策がうまく機能した実例などをご紹介いただけると、なおよかったです(M.K)。