2022年度(第4期)の事業報告

オンライン1dayセミナーを実施しました

2022年5月19日(木)13:30〜15:30

参加者67名

「市町村と連携してサル対策に取り組むための3つのポイント」と題し、オンラインで1dayセミナーを開催しました。ニホンザルの管理や対策を効果的に進めるには、個体数管理や被害管理の「基本」を知り、都府県や市町村それぞれが役割を意識しながら計画的に進めることが重要です。本セミナーでは、 最新の理論や実践事例をまじえ、都府県と市町村が情報共有をはかりながら連携し、ともに課 題を解決するための考え方や手法をお伝えしました。
後援:環境省、農林水産省

参加者の声

  • 大型捕獲檻の導入を検討した市町もありましたが、捕獲したサルをどうやって処分するのかという悩みを解決できず、前に進めずにいます。小型檻に入った3頭の親子を処分したときの心的負担が非常に強く記憶されており、サルの処分に大きな抵抗があります。 麻酔を使っての安楽死は新しい情報でした。
  • 大変勉強になりました。資料データが手元に欲しかったです。
  • 檻に入ったサルの止め刺しを、銃で行っていましたが、電気を使う方法について詳しく聞けて良かったです。 zoomという形での研修でしたので、質問があげやすくて良かったです。
  • 必要人材の確保。それが難しければ、アドバイスをもらえる人、組織を見つけること。それにつきると思いました。(C.W)
  • 特定管理計画は本県でも作成されているので、業務の参考にしようと思いました。 質問にも丁寧に答えていただき、勉強になりました。 ありがとうございました。(S.K)
  • 現場に特化した研修で、とても参考になった。今後市町村に情報共有していきたい。
  • モデル事例の取組み方など非常に参考になりました。(D.S)

1dayセミナー(対面)を行いました

2022年8月25日(木)13:30〜16:30

参加者:10名、開催場所:滋賀県

対面の1dayを久々に開催しました。話題提供をふまえて参加者のみなさんの質問に回答しつつ、グループに分かれてこれから取り組むべき課題を整理しました。

参加者の声

  • 捕獲・被害対策について理解することができた。
  • これまでは捕獲・防除のバランスを保って進めていくことが一番重要だと考えていたが、集落や群れ加害レベルによって対策が違うと理解した。・やはり1dayでは時間が足りなすぎました。今年度は予算の関係で無理ですが次年度以降検討させてもらいます。
  • 他の自治体でも同じ悩みを持っていることがよくわかった。電柵(おじろ用心棒)が設置できない所での防ぎ方についてもう少し詳しく知りたい。(N.O.)
  • 対策の手順が体系的に説明され、理解しやすかった。今後どのように進めていくかの参考になり、参加してよかったと思う。・県としての役割を知ることができた。市町間の連携に役立てるようにしていきたい。サルの生態や対策について知ることができた。(K.S.)

2022年サルカンウェビナー「知られザル サルの話(1)生態編)

2022年6月23日(木)19:30〜21:00

参加者90名


ニホンザルの行動・生態・保全管理等の専門家がニホンザルの保全管理についてじっくりと語り合い、なぜニホンザルを保全する必要があるのか、その意義と魅力について、より多くの方々にお伝えする機会として開催しました。生態編ということで、中川尚史理事をスピーカーとしてお迎えし、森光由樹・ 山端直人・ 清野紘典がパネリストとなり、トークを繰り広げました。ニホンザルを中心とした霊長類の採食生態学の観点から解説していただくことで、猿害が発生する理由など採食の観点から理解を深めることができました。

参加者の声

  • 文字や言葉だけではなかなか理解が難しいところも、写真を使って話してくださったり、実演してくださったりしたので、分かりやすかったです。(Y.N)
  • 動物を観察するときに、食べている時間だけをみてしまいがちだということに気がついた点が特に面白かったです。(A.K)
  • 非常に勉強になりました。(N.I)
  • とても興味深い内容でしたが、先生のお声が聞こえづらかったのが残念でした。(K.N)
  • 採食生態学のレクチャー後、それを土台にしたディスカッションが勉強になりました。深く掘り下げた野生本来の採食生態の知識を野生動物管理に活用した科学的プロトコルが作れそうで、わくわくしました。 バナナでの体を張った実例は、とてもわかりやすい以上におもしろくて吹き出しました。 さすが中川さん!(M.M)
  • 餌の大きさの違いによる採食スピードの違いなど、ニホンザルの管理に参考になりそうな話題もあって、良かったです。(M.T)
  • サルの生態について広汎な話をするのかと考えていたが、サルの食にスポットを当てた内容であった。内容としては非常に興味深く、楽しみながら聞くことができた。(M)
  • 地域性、季節性で餌の種類や行動に違いが見られるなど興味深く聞かせていただきました。また、野生動物に農産物を食べさせないよう集落環境を整えることの重要性を再認識しました。(K.W)
  • 勉強になりました。(A.S)

2022年サルカンウェビナー「知られザル サルの話(2)社会編)

2022年6月24日(金)19:30〜21:00

参加者90名

前日に引き続き開催したウェビナーの社会編ということで、山田一憲理事をスピーカーとしてお迎えし、森光由樹・ 山端直人・ 清野紘典・鈴木克哉がパネリストとなり、トークを繰り広げました。ニホンザルの社会生態学の観点から解説していただくことで、ニホンザルの群れの特徴を改めて理解するだけでなく、それらと保全との関連などを考える機会となりました。

参加者の声

  • 講演の途中途中で、こまめに話を振り返って軽いまとめをしながら進めてくださったので、頭の中を整理しながら聞くことができて、分かりやすかったです。(Y.N)
  • 昨日の話も含めて、ニホンザルの生態のお話が聞けたのが良かったです。サルカンの皆さんが、生態の研究結果を即実践に生かそうとされてる様子を知ることができたのも良かったです。専門家の皆さんが研究を実践に応用してくださることによって、効果的な獣害対策ができるのですね。 群れの個体を人為的に移動させたら順位がぐちゃぐちゃになったというのは、やっぱりか、とショックでした。厳格な順位がある社会なのに、その順位が乱れた時の混乱を想像すると、心が痛いです。獣害対策で他に手段が無いなどやむを得ない場合を除いて、捕獲(駆除)しないで欲しいです。 霊長類学会保全・福祉委員会理事の山田先生、大分市のニホンザル寄贈事業について、どうか学会として懸念の表明をお願いいたします。大分市は大型の檻で群れごと捕獲して検疫のために6週間も個別飼育すると言ってます。大分市の行為はニホンザルの社会を混乱させるだけでなく、動物福祉が著しく悪化します。ウェビナーに関係ない感想ですいません。(M.K)
  • 野生動物への餌付けは絶対によくないことであると認識していましたが、ニホンザルの場合、閉鎖された生息域の中では餌の量を管理することで初産年齢を上昇させ、個体数を減らす例もある、と知り驚きました。(M.H)
  • 群れ内の家系による順位、個体ごとの順位など興味深かったです。純野生群、加害群でも順位など同様なのかなどがわかると、群れの個体数管理の際にも応用できることがあるのかもしれないな、と思いました。実際には、そこまで細かく個体の関係を見て捕獲するのは難しそうですが。(M.T)
  • サル社会の優劣関係は家系や親子・兄弟の間柄で決まってくるなど初めて知ることも多くおもしろかったです。このような研究をぜひ深めていってほしいと思います。(K.W)
  • 勉強になりました。(A.S )

R4年度福井県ニホンザル対策行政職員研修会

 令和4年4月から施行されている第2期福井県第二種特定鳥獣管理計画(ニホンザル)に基づくニホンザルの3つの管理ユニット(北福井・丹南・嶺南)ごとに、地域実施計画の策定と実施のために、管理や被害対策を担う各市町や県の各農林総合事務所等の担当職員に対して研修および助言を行い、①サル対策に必要な正しい知識と技術を普及すること、②各地域の現状を把握し課題を抽出すること、③管理ユニットごとに関係する市町や農林総合事務所等が互いに連携し、計画的に対策に取り組むことの重要性や、それぞれが果たすべき役割についての理解を引き出すことを目的として本事業を行なっている。

研修会の実施概要

項目研修会日時場所
管理ユニット北福井第1回令和4年6月28日(火)13:30~15:30福井県奥越合同庁舎2階 第1会議室
丹南第1回令和4年6月27日(月) 10:00~12:00福井県南越合同庁舎 農業技術研修館2階研修室
嶺南第1回令和4年6月14日(火) 13:30~15:30福井県嶺南振興局若狭合同庁舎 農業技術研修館2階大研修室
北福井第2回令和4年9月21日(水) 13:30~15:30福井県奥越合同庁舎 2階第1会議室
丹南第2回令和4年9月20日(火) 13:30~15:30福井県南越合同庁舎 2階会議室
嶺南第2回令和4年9月5日(月) 13:30~15:30福井県嶺南振興局若狭合同庁舎 4階大会議室
北福井第3回令和4年12月20日(火) 13:30~16:00福井県奥越合同庁舎 2階第1会議室
丹南第3回令和4年12月5日(月) 14:00~16:30福井県南越合同庁舎 2階会議室
嶺南第3回令和4年11月30日(水) 13:30~16:00福井県嶺南振興局若狭合同庁舎 4階大会議室
全ユニット合同全体会令和5年3月9日(木)13:30~16:00福井県生活学習館(ユー・アイふくい)学習室301・302 

千葉県サル管理研修会の開催を支援しました

令和4年10月6日(木)

参加者27名

令和4年4月から施行されている第5次千葉県第二種特定鳥獣管理計画(ニホンザル)(以下、第5次計画という)に基づくニホンザル(以下、サルという)の管理に向け、市町および県出先機関に対し研修や助言を行い、改訂計画の内容について周知し理解を深めてもらうとともに、①サル対策に必要な正しい知識と技術を普及すること、②各地域の現状把握と課題の抽出から解決策を検討すること、③地域ごとに関係する市町や県出先機関等が互いに連携し、計画的に対策に取り組むことの重要性や、それぞれが果たすべき役割についての理解を引き出すことを目的とした研修会の開催を支援しました。

総会を開催しました

2022年7月12日(火)

総会を開催し、2021年6月1日〜2022年5月31日(第3期)の事業報告と、第4期の事業計画について話し合いました。